2018年08月13日

トムラウシ縦走

7月31日(火)〜8月6日(月)
北海道 トムラウシ縦走
1日旭岳ロープウェイ〜旭岳2290.2m〜間宮岳2185m〜北海岳2149m〜白雲分岐〜
              白雲岳避難小屋1990m(泊)
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旭岳ロープウェイを降りてから こんな天気の中を旭岳に向かいました

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ツガザクラもメアカンキンバイもマルバシモツケも露に濡れて・・・

高度を上げれるにつれ風台風も更に強くなり霧が雨に変わり 下山してきた登山者から「上は立っていられないほどの強風です」との情報をいただきました
7合目付近でこれ以上進むのは危険と判断し下山しました

旭岳石室まで戻り 4日予定の「十勝岳」は断念して 一日遅れで予定通り縦走すると決定して 石室の中で昼食を食べきった頃パァーと外が明るくなり皆で飛び出してみると「わぁ〜山頂が見える〜exclamation
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ということで再出発です 下山してきた時は見えなかった「姿見ノ池」も見え雲は薄く青空ものぞいています

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相変わらず風はまだ強いものの天候がどんどん回復していきます 下方も見え上方も見え安心して進めます
(前線の通過の影響で悪天候・強風は想定内でしたが 想定より早く通過したようですねわーい(嬉しい顔)

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旭岳への登りは結構きついです ザックの重さに加え出直しでの登りですから余計きつかったのでしょうね 
一人気分が悪くなりペースが大幅にダウンし ここが思案のしどころです(まだスタートしたばかり・突っ込んで何か起きたときの対処が難しくなる・本人の負担だけでなく他のメンバーの安全を確保する必要がある
結局本人の「大丈夫、行きたいです」の言葉とゲンさんの最終判断で行くことになりました
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 ゆっくり登って旭岳山頂に到着 軽装外国人ペアがこちらのコースに下った為ゲンさんが先に下って知らせ戻らせました


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登山道が延びていくその先は青空が広がります      チングルマの花は大きさに驚きます  咲き残っていたイワヒゲ

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                                  大雪山の縦走路と合流する間宮岳を右に行きます
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   御鉢平を左下に見ながらなだらかに進みます     クモマユキノシタ   イワギキョウ    チシマツガザクラ

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                                      北鎮岳 凌雲岳 黒岳も見えてきました

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      最後の登りその先は「北海岳」                       北海岳から見る北鎮岳と凌雲岳

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昨年の大雪山縦走の際はこのあたり一面の花畑でした    チシマクモマグサ  イワブクロ      ?・・・

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この辺りの砂礫帯にはコマクサも そして雪解けの後にはアオノツガザクラ エゾコザクラ     ウコンウツギも咲き残り

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白雲分岐を越えて下ればトムラウシは雲の中でも今日の宿「白雲岳避難小屋」が見えてきた

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    避難小屋手前の斜面に咲くタカネトウウチソウ             チシマノキンバイソウの下方には雪が残る

初日早々出直し出発や体調不良発生などありましたが、無事白雲岳避難小屋に到着できホッとしました。
旭岳石室を12:10に再出発し避難小屋に18:10到着の6時間の行程でした。

18:00と遅い時間に到着したにもかかわらず、管理人さんは「こんな天候で皆さんのように出直し出発で遅くなる人もいるかなと思っていましたよ」と言って暖かく迎えてくれました。そして、避難小屋も空いていて一階のスペースを我々6人だけの使用となりました。

それから夕食を作って食べて、20:00消灯には少し忙しかったけれど、どうにか間に合わせみんな疲れており明日に備え眠りにつきました。

2日白雲岳避難小屋〜高根ヶ原〜忠別岳1962.6m〜五色岳1868m
     ヒサゴ沼避難小屋1690m(泊)
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風も納まり青空の下5:50出発 今日はアップダウンも少なく花を楽しみながら行きましょうexclamation

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  ダイセツトリカブト          ハイオトギリ          リシリリンドウ         エゾウサギギク       

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   高根ヶ原を行く トムラウシは雲の中                旭岳(一番左)と昨日の縦走路がくっきり

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       振り返って白雲岳を見る

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左下に空沼と煙が上がる大雪高原山荘付近         高根ヶ原のコマクサ

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      まだまだ高根ヶ原は続く            ハイマツの下に咲くリンネソウ

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       忠別沼とその先に忠別岳

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 ミヤマサワアザミかな?        湿原のワタスゲ       ミヤマリンドウ         ミヤマオグルマ?

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忠別沼の向こうに旭岳と縦走路 Hさんが持ってきてくれたフルーツがありがたいわーい(嬉しい顔)ウスユキトウヒレンとタカネシオガマ

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10:30忠別岳に到着   ミヤマリンドウの青がキレイ!  ウメバチソウ        忠別岳に広がるお花畑

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三角に見える雪渓の左に忠別岳避難小屋が見える さあ先を急ぎましょう!避難小屋の上の広い尾根を行きます

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振り返って見る忠別岳は荒々しさと穏やかさが半々                やっと顔を見せてくれたトムラウシ

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     忠別岳避難小屋分岐         コケモモは色づき始め秋の気配          旭岳方面と忠別岳

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12:55五色岳から旭岳・忠別岳を見る  五色岳で90度右に進路をとりなだらかに進むが右下は深い谷 エゾツツジが咲き残る
  
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      化雲平へと入って行く                   トムラウシを正面に見ながら化雲平の木道を行く

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チングルマ・エゾコザクラ・ミヤマキンバイなど咲き誇る化雲平
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化雲平を過ぎると化雲岳が見えてくる

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青があまりにもキレイで何度も撮ってしまう ピンクのチングルマ 

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14:25化雲岳分岐だが明日化雲岳を経由していくのでヒサゴ沼を目指す           更に木道が続く
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ヒサゴのコル・化雲岳・ヒサゴ沼との分岐            エゾヒメクワガタ咲く登山道
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     「見えた!」眼下にヒサゴ沼です

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ヒサゴ沼が見えた感動だけではありませんでした  もうハイビスカス花だらけで〜す!

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   エゾノツガザクラ

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     マルバシモツケの中を行く

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沼の畔に出ました 明日トムラウシに向かう方向を見る      15:40ヒサゴ沼の畔に建つヒサゴ沼避難小屋に到着

2日目の行程は長いがアップダウンも少なく、天候の不安がなければのんびり行けるコース
天気もよく花を存分に楽しみながら歩けた一日でした
特に化雲平やヒサゴ沼手前の斜面は圧巻でした「来てよかったexclamation

避難小屋も空いていて、天人峡からトムラウシ往復の男性2名と短縮コースからの往復の若者1名と私たち6名でした

3日ヒサゴ沼避難小屋1690m〜ヒサゴのコル〜トムラウシ山2141m〜南沼〜北沼〜
                ヒサゴのコル1790m〜化雲岳1954.8m〜第二公園1530m〜第一公園1360m〜天人峡623m
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ヒサゴ沼避難小屋を後に4:40出発        今日もいい天気ですexclamation          分岐をまっすぐ沼の縁を進む

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軽アイゼンを装着して雪渓に取り付く                        登りきった所からヒサゴ沼を望む 

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雪渓の上部は雪が解け岩がゴロゴロ ヒサゴのコルに余分な荷をデポしトムラウシへ向かう 登ってきた雪渓とヒサゴ沼

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            日本庭園は岩が創り出す自然の芸術                       ガスがかかってより幻想的

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   ヒサゴ沼を見下ろす                  6:15天沼周辺

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青空が広がってきました 山頂に着く頃は展望がよいでしょう 岩が重なり合う歩きずらい登りだがあちこちからナキウサギの声がする

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    どんどん山頂が近づいてきて歩調も軽やかにるんるん          登り切ると眼下には北沼が見えてきます

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7:40北沼の分岐から山頂へ

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北沼の向こうに岩がとび出た化雲岳が見えます

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   この岩を登ればもう山頂です    8:15トムラウシ山頂到着 短縮コーから来た百名山完登のご夫婦に遇い感動exclamation

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       8:25下山開始
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下り切った所はトムラウシ温泉分岐                                8:50南沼幕営地

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これから向かう下山コースがよく見える                                11:00天沼

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11:30ヒサゴのコル 簡単に昼食を摂る                  11:45また重いザックを背負い化雲岳へ向かう        

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ヒサゴ沼の分岐 昨日は左方向ヒサゴ沼へ下って行きました        12:30化雲岳

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     雲が広がってきたトムラウシ                   化雲岳からなだらかで長いコースを下ります

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       振り返り見る化雲岳                            ガスの中の小化雲岳 
                  
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13:40池塘が現れホッとするもここで休んではいられない  小化雲岳付近から少し下った所だがまだ天人峡まで8qがく〜(落胆した顔)
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灌木帯の見晴らしの悪い登山道から目の前が開けいかに広い尾根かが分かる       15:50第一公園の湿原

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    タチギボウシ咲く木道                     タチギボウシ          エゾゼンテイカ

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第一公園を過ぎいくらか急な下りになる  まだ4.5kmもある  滝見台から見る羽衣の滝      18:58登山口到着 

3日目の行動時間は休憩も含め14時間18分(コースタイム合計:10時間40分)長〜い一日でした。
トムラウシからの下山では、大事に至らなかったものの、足を捻ってしまったり前方へ転倒してしまったりした方がいました。あの場所で動けなくなったら・・・と本人だけでなく私も含め全員が思いを巡らせていたと思いますが、携帯は持っているが電波は届きません。電波の通じる所まで走り連絡しなくてはなりません。受傷者はどこでどのように留まるのか?他のメンバーはどう行動する?・・・命に別状がなくても最低限これだけは考えなくてはいけない内容です。

皆さんも同じかと思いますが、「トムラウシ」と聞くと数年前の大量遭難事故を思い出し不安になる方が多いかと思います。お連れする立場の私(悦子)も同様にあれこれと心配の種が頭の中に次々と浮かんできてしまいます。(もちろんゲンさんが最悪の状況を想定し対処できるよう準備しておりますが)

スタートからアクシデント発生にも関わらず、参加者4名全員が予定通り縦走できたことにホッとしております。
長いコースを歩いた経験が少ない方や、いつも営業小屋泊で重い荷を背負っての山行経験がない方には無理なコースです。

どこの山においても、いつもこのブログでお伝えしていますように、登山の際は余力を残して歩けるようにしてほしいものです。アクシデントや突然の天候悪化に対処できうる体力がない人は入山すべきではありません。ガイド登山といっても歩くのは本人です。

目標の山を定めそれに向かってレベルアップ(体力・知識・技術)していってください。

4日望岳台〜十勝岳2077m〜望岳台
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十勝岳はゲンさんと2名の方だけで登ってきました

他の2名の方は予定時間に帰って来られる自信がないとの事で十勝岳は断念し 青沼や道路から少し入っただけの所にある滝を見たりして過ごしました。
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十勝岳に登れなかった方がいたのは残念でしたが、本人も「またの機会に」と前向きなのが救いでした。余裕をもって避難小屋泊で富良野岳〜十勝岳〜美瑛岳の周回コースもいいかもしれませねexclamationまた行きましょうねるんるん
皆さんたいへんお疲れさまでしたexclamation

   

  







































































posted by yamagen at 14:13| Comment(0) | 登山記録
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